|第1回目のアートマネジメント講座に行ってきました
先日、10/15(土)に開催された第1回目のアートマネジメント講座に行ってきました。
会場は前回紹介した大分県版クリエイティブ産業のキックオフと同様にOPAM内でした。
今回の講座はカメラ等での記録を録ることができなかったので、残念ながら写真はありません。何かの紹介というよりは、自分にとっての備忘録というか講座の復習のような感じで書いておこうと思います。
まずは講座の開催にあたり、主催者である大分県の芸術文化振興課の方から挨拶がありました。
これから半年間の講座で、第33回国民文化祭をはじめとした、今後大分県で実施されていくアートプロジェクトの「調整役」を育てていくのが、大きな目的になると話されていまいた。
また、今回は本当に多くの応募があったそうで、なかなかの倍率の中選ばれた幸運な方達ですので、是非頑張ってください。と激励を受けました。
そして、やっぱり今年の運は全て使い果たしたなと確信しました。
|アートマネジメントの基礎の基礎
ナビゲーターの山出さんと講師の森 司さん(アーツカウンシル東京)から、これからの講座のガイダンスとなる、アートマネジンメントについての概要の話を聞きました。
アートプロジェクトを運営していく上で、欠かせない5つの能力があります。
・基礎力
・企画力
・運営力
・広報力
・検証力
次回からはこの5つの能力について、それぞれのテーマ毎に講師を変えながら講座が進んでいきます。
今回は基礎力ということで、アートマネジメントとは何なのか?という概要の講座になりました。
|ことばの力
講座の最後に森さんからアートマネジメントについてのプレゼンがありました。
その中で、プロジェクトに関わる全ての人で共通認識・概念を持つ必要があり、その為には共通の言語を持つことが大切だという話がありました。
それは、例えばアートがわからないと言われた時に、その相手に対してどんな言葉をかけて、そしてその言葉を理解が出来るように届けることができるか。
その為には、言葉を知らなければいけない。だから、用語だったりキーワードなんかは実際に口に出すことが重要で、口に出す為には、それについて最低限の事を知ってなければ話せない。調べて口に出して、そしてそれが自分の言葉になっていくんだと感じました。
様々な言葉を知っている事はとても大切で、アートマネジメントを行っていく上で一番の武器になるのは「ことば」しかないのだと、これから僕達が身につけていかなければならない事は、ことばの力を知って、それを上手に使っていく事なんだと思います。
|マネジメントはスキル
マネジメントはスキルであって才能ではない。
森さんのその言葉は印象的でした。
アートプロジェクトなんかを運営している人は、一握りの才能がある人がやっているんだろうと思っていた、僕の固定概念は間違ったものでした。
才能でプロジェクトを運営しているのではなく、それぞれのスキルを持った人が適材適所でタスクをこなす事で、プロジェクトは回っていくんだと改めて知りました。
これから、玖珠町の観光PRをやっていく事になる僕にとって、才能ではなくスキルなんだという言葉は、とても心強かったです。
観光PRのイロハのイも知らない状況なので、これからアートマネジメントを通じてマネジメントを学んでいく事で、自分の業務に繋がるスキルを身につけていければいいなと思っています。
|結局はモヤモヤするもの
アートってなんだろう?
アートプロジェクトでなければダメなの?
アートマネジメントをしていく中、そんな悩みを抱える事が必ず訪れるそうです。
アートプロジェクトが内包する絶対矛盾とどのように折り合いをつけるべきか?
それはずっと、考えても考えてもつきまとってきて、結局のところ何だかモヤモヤしている。
でもそれは、しょうがないことなんだろうなと思います。
まだスタート地点にすら立っていない僕ですが、10人いたら10通りの考えがあるように、もう本当に人それぞれで、とりあえず今はそれで良いと思うようにします。
|懇親会にも行きました
講座が終わった後は、有志の方で懇親会が開かれました。
講座に参加されている方の肩書きは様々で、各市町の職員や建築家、絵描きさんなど、僕と同じ地域おこし協力隊の方もいました。
懇親会が始まると同時に名刺交換大会も始まりましたが、まだ名刺を作っていなかったせいで、貰うばかりで交換になっていなかったので、次回の講座までには名刺を作っておこうと思います。印象に残って手元に残しておきたくなるような素敵な名刺にしたいです。
懇親会の中で山出さんが、懇親会や飲み会が一番大事かもしれないと言っていました。これから県内各地でキーマンとなる人たちと知り合いになれるこの機会はとてもありがたいです。今後の講座の後にも懇親会は毎回開かれるそうなので、可能な限り参加してネットワークを広げていきたいと思いました。