top of page

タグ検索

​最新記事

Follow me

  • Facebook - White Circle
  • Instagram - White Circle

アートマネジメント講座・実践編 第1日目

| 第1回目 企画書と組織図をつくる

昨年から開催されていた『アートマネジメント講座・入門編』の続編ということで、08/05(土)より『アートマネジメント講座・実践編』がスタートしました。

今回の講座は入門編で学んだアートプロジェクトの実施に必要な基礎力・企画力・運営力・広報力・検証力を生かして、企画立案・進行管理・予算管理・プレゼンテーションなどの具体的な作業を行い、より実践的なアートマネジメントの力を身につけることを目的としています。また、講座で企画をブラッシュアップしていきながら助成金の獲得までを目標としているので受講の条件も、入門編を受講した上で来年度中に実際にアートプロジェクトを実行したいと考えている人を対象にしていて、尚かつ事前に企画書と組織図を提出する必要もありました。

『カレーライス月曜日』の出張営業がその時期に丁度重なっていて、企画を練るのは正直無理かなと考えていたのですが、カレールーを仕込みながら考えていたことをお客さんに話しながら、あーでもないこーでもないとしていたら企画の概要のようなものは仕上がったので、とりあえずそれと組織図を持って応募してみました。

結果としては受講生に選出してもらえたので、今度は企画のショートプレゼンの準備をしながら第1回目の講座開催を待ちました。

|3分間は短い

講座では実際に山出さんに企画を3分間でショートプレゼンして、10分間で質問・回答・指摘・アドバイスをもらうといった感じで、参加者の8名を半分ずつに分けて途中休憩を挟みながら行われました。

五十音順ということで僕はトップバッターになってしまい、緊張でガチガチになりながらもショートプレゼンに挑みました。感想としてはまず3分間は本当に短いと感じました。実際の助成金の審査の際にはプレゼンが必要なものもあるそうなので練習を兼ねてとのことでした。自分の伝えたいことを相手の分かる言葉に変換して話すのはとても難しいし、聞き易いスピードで話すことも考慮しなければいけないし、といった感じで全体的にあたふたしていました。

これらは慣れだと思うので残りの講座の中で上達するように頑張りたいです。

ちなみに僕の考えた企画の原文は以下になります。これから残り3回の講座でこの内容がどのように変わっていくのかを見ていくためにもそのまま載せておきます。2回目を終えた後の企画書がどうなっているのか楽しみにしておいてください。その他にもこの企画に対する山出さんからの質問や指摘、アドバイスも整理のために書いておきます。

このページを見ながら、企画書の書き直しをやっていきます。

【趣旨・目的】

2018年に開催される「第33回国民文化祭·おおいた2018、第18回全国障害者芸術·文化祭おおいた大会」の際に玖珠町を舞台に芸術·文化のプロジェクトを実施する。玖珠町は長年「童話の里」として児童文学などを利用し、玖珠町出身の児童文学者 久留島武彦氏の教えを用いいて、子供の成長や教育に力を入れたまちづくりを続けてきた地域である。しかし、昨今では町内にある中学校·高校の統廃合が行われるなどしており確実に子供の数は減少傾向にある。子供を育てるには「暮らし」という土台が不可欠であり、玖珠町の全域でそして主要スポットである商店街などでもその「暮らし」の風景が失われ続けている。今回の国民文化祭では子育て世代である20代後半~40代の方とその子供をターゲットにしたアートプログラムを実施し、失われつつある「暮らし」に再び焦点を当てて、町民や町外から訪れる人に地域の魅力を再発見してもらえる環境を作り上げる。

【名称】

玖珠焦点街(仮)

【主催者】

玖珠焦点街実行委員会(地域編集ユニット『KUSU NO KOTO』)

共催:玖珠町役場、玖珠町商工会、玖珠町観光協会

【会期】

2018年08月01日〜2018年09月30日(仮)

【会場】

玖珠町豊後森駅前商店街

【内容】

玖珠町の豊後森駅前にある商店街の閉まってしまった店舗や住居に、アーティストが入居し無くなってしまった「暮らし」を再び作り実際に生活をしてもらう。

1、町内のアーティスト。2、町外の男性アーティスト。3、町外の女性アーティスト。

3組のアーティストを選定する計画。徐々に無くなろうとしている玖珠町民の暮らしの場に、町内外の性別も違うアーティスト迎え多様性を受け入れてもらい、これまでその場所には無くなってしまっていた「暮らし」を新しく作り上げることで、町内外からの関心を再び取り戻すレジデンスプログラムとなっている。住居空間の制作は数回の公開制作をワークショップ形式で実施し集客をする。

居住空間の完成後はアーティストのパフォーマンスや制作風景が見学可能。 しょう-てん【焦点】:人々の注意や関心の集まるところ。また、物事のいちばん重要な点。 商店街を舞台に玖珠町の新しいコトを始める場所として沢山の人の焦点を集める内容なので、タイトルを『玖珠焦点街(仮)』とする。 会期後には翌月に控えている国民文化祭の会期中での1日1組限定の宿泊スペースとして貸し出す。 宿泊施設の少ない玖珠町において特別な異日常を味わってもらい、宿泊料金も玖珠町で一番高い値段設定にする。 また、1泊2日の間ガイドをつけて国民文化祭のプログラムと連動させた町中を巡るツアーも合わせて開催する。

【予算】

運営費、会場費、広報費、アーティスト謝礼金、建設部材費用

【総額】

1,500,000(再計算したらこれの3倍はかかりそう。)

【成果目標】

・国民文化祭期間中の51日間における宿泊費:1,377,000(3組×15,000×51日×60%(稼働率))

・アーティストによるワークショップ収入:123,000

・豊後森駅前商店街の利用客数を10倍にする。(現在の利用客を集計し、会期中の利用客との比較。)

《質問・回答・指摘・アドバイス》

・子供の数が減少傾向にあるとなっているが、具体的な数字としてはどうなっているか?

 大体といったあやふやなものは重要視しない。ファクトしかない。

 減少傾向がいつから、どのように変化しているかリサーチが必要。

 この状況に対してどのようにアプローチをして、どのような未来を描くかが大切。

 結果的にそれが『共感』となっていくので、しっかりとしたデータの提示が不可欠。

・『「暮らし」の風景』とはどんなイメージ?

 →商店街としての「暮らし」の風景は、そこに住んでる人や買い物に来た人で賑わい様々な交流のある風景。

・何故その風景は失われてしまったのか?

 →家主が店舗を開けなくなり店舗と住居が同一の建屋が多いため、貸店舗としても機能していないので店舗が

  閉まった状態が続き、お客さんが来なくなった。そのため自然と人通りも少なくなり、他店舗も並行して閉店

  していき商店街の「暮らし」の風景は失われてしまった。

・店舗が開いていないのが問題なのか?子供が少ないから商店街が寂しくなっているのが問題なのか?何が問題?

 →全盛期のように機能しておらず、店舗数が減ることで利用客も減り商店街が寂れてしまっていることが問題。

・これまで商店街に来ていた人たちはどこへ行った?

 →基本的に霧散している。新しく出来た商業施設に買い物に行っている。

・店舗もない商店街に人はいないといけないのか?

 地域の人にとってその場所に人が歩いているということは望んでいることなのか?

 →望んでいるかどうかは現状分からない。(ヒアリング等のリサーチが必要。)

  そもそもそのスポットに商店街あるということは、利便性などの潜在的な力があったからなのでもう一度そこに

  人の流れが戻るような仕掛けを作ることで、再び元気な商店街として動き出してほしいという思いはある。

・重要なのは描いている未来の姿が主催者サイドの思い込みになっていないか。

 共感が得られ、地域・社会にとってこの企画が必要なことだと考えてもらえる企画でなければいけない。

・この企画はレジデンスとして開催するが、レジデンスは短期間だが良いのか?

 →2ヶ月間で空間を作って住んでもらいレジデンスは終了。その後の国民文化祭の会期中に宿泊施設として利用。

・宿泊施設の運営は誰が運営するのか?

 →『KUSU NO KOTO』で運営する。

・豊後森駅前商店街の利用客数を10倍にする。とあるが現状は?実際に10倍にするということが適切なのか?

 →現状のリサーチを実施し、適切で実現が可能な数字を目標にする。

・そもそもアーティストに入ってもらわなければいけないの?レジデンスをする理由は何?

 →町自体でやっている事業やイベントなどのほとんどが身内によって行われているので、もっと町の中に外から

  多種多様な人材に入って来てもらいたい。今あるものを違った角度から見せてワクワクするような商店街の

  新しい「暮らし」の風景が作れるのはアーティストという人たちであると考えたから。

|課題抽出と目的設定

自分以外の7人のショートプレゼンとその質疑・応答を聞きながら、企画を作る上でもっとも大切なことは課題の抽出とその課題に対する目的の設定だと感じました。

纏めの講評でも話されていたのですが、こんなアーティストを呼ぶだとか、こんな物を作るなどという手法の考案が先にきてしまうような企画では、プロセスに整合性が取れず周りの共感が得られないまま動きだしてきっと失敗をしてしまいます。

僕の企画書に足りていないのは客観的に見て取れる現実的なデータと、商店街の人やその他の地域の人がこの町に何を思ってそして何を望み願っているのか、そしてその望みや願いがどのようにすれば実現できるのかということだと感じました。

この企画の一番のハードルである原状回復しなくてもいい店舗を貸してくれる大家さん探しも始まっているので、地域の方ともっと深く関わっていきながらこの辺を埋めていきたいと思っています。

とは言え、企画書の再提出日が08/24(木)なので現状で取れたデータや聞けた話を元にしながら第2稿版の企画制作をしていきます。

本当はもう少し助成金についての話なんかもあったのですが、ちょっと書けそうにないので次回にでも書きたいと思います。

地域編集ユニットの実験記録

bottom of page