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KUSU NO MONO

|KUSU NO MONO を制作しました

予てから玖珠町産の「モノ」を使った物販グッズは作れないかと思案していました。

玖珠町のモノです!と言って紹介を出来るアイテムが周囲にはなかなか無いことに気づき、無いなら作ってみよう!という考えからとりあえず作ってみることにしました。

ちょうど前回の『KusuCultureTours Vol.6』を企画している時に登山時に身に付けることの出来るアイテムなんかは良いのでは無いかと考え、玖珠町に生息している鹿の角を利用することにしました。

ここで少し話が逸れるのですが、現在大分県内で爆発的に増殖している鹿などの鳥獣が農家に与えている被害は甚大です。

僕が暮らしている玖珠町でも鹿や猪と遭遇するのはそう珍しいことではありません。

増えすぎた鳥獣を狩猟することで生態系のバランスを保っているのが「猟師」という職業です。

僕も地元で問題になっている鳥獣被害について少しでも出来ることは無いだろうかと考え、狩猟免許を取得したの去年のことでした。

今年の猟期から猟友会の猟に同行させてもらおうと考えているので、この話はまたその時に詳しくしたいと思います。

話を元に戻しますが、まずは猟師仲間と知人から玖珠町で獲られた鹿の角を譲ってもらいました。

なんでも複数の猟師さんの家で処理に困って眠っている鹿の角が結構な量あるということが分かりました。

写真に写っているのは譲ってもらった角の一部です。作るモノの方向性は決まっていたので、あとは形にしていくだけで、玖珠町産のモノを使ったグッズなので『KUSU NO MONO』と名付けました。

|試作品の制作

頭蓋骨付きの角とは別に既にある程度加工している角も知人から譲ってもらっていたので、まずはそちらから使用していきました。

ちなみにこれは牛の鼻環(びかん)と呼ばれる鼻に付けている輪っかを通す穴を開ける際に使用する物だそうです。

なので先端はかなり尖っていて注意しないと普通に怪我をする仕上がりでした。

この角に「パラコード」と呼ばれるアウトドアなんかでよく利用されているナイロン製のロープを合わせます。

そして、こんな感じのキーホルダーを制作しました。

実際に鍵を付けるとこんな感じになります。

こちらはバックパックとショルダーバッグに実際に付けた場合の様子になります。

SNSで紹介をしたところ、欲しいという方が現れてすぐに最初に作った試作品は完売してしまいました。

価格の設定は角を譲ってくれた知人に相談して、角の大きさや形で1つ¥1,500〜2,500の間で設定をしました。

|製品の増産

1人で制作しているので途中から生産が間に合わないようになり、終盤は完全受注のような形で制作を続けました。

遠方からの注文が多かったので郵送する際の包装とタグも制作しました。

手渡し出来る方にはショップバッグのように紙袋に入れて渡すようにしています。

|これからのこと

今後も『KUSU NO KOTO』の活動の1つとして『KUSU NO MONO』は作り続けていきます。

今のところはこのキーホルダーだけなのですが、他のグッズも制作出来るようにアイデアを絞ります。

とにかく玖珠町で何かを作ってそれを町外の人に手に取ってもらって、少しでも玖珠町のことに興味を持ってもらえるようにこれからも頑張ります。

地域編集ユニットの実験記録

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