|ナカムラクニオさんの講演会へ行ってきました
先日、03/03(金)に開催された大分経済同友会・クリエイティブ大分委員会主催の
ナカムラクニオさんの講演会へ行ってきました。
テーマは「人が集まる『町』のつくり方 人が集まる『場所』のつくり方」
これから自分が玖珠町で活動することに対して、絶対にヒントになることが聞けると思い参加しました。
|6次元とは
まずは講師であるナカムラクニオさんの紹介がありました。
ナカムラさんの経歴についてはCREATIVE PLATFORM OITAに記載されているプロフィールをそのまま転載しておきます。
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ナカムラ クニオ / ブックカフェ「6次元」店主 テレビ制作会社で「ASAYAN」「開運!なんでも鑑定団」「地球街道」などを手掛けた後、フリーランスに。2008年、東京の荻窪にブックカフェ「6次元」をオープン。現在は「6次元」店主として年間200回を超えるイベントの企画・運営するほか、執筆活動、出版プロデュース、大学講師、金継ぎ講師など、多様な仕事に取り組む。2016年に山形市で開催された芸術祭「山形ビエンナーレ」ではキュレーターを務め、市民や学生とともに町の物語を一冊の本にまとめるプロジェクトを運営するなど、地方の活性化にも積極的に関わる。著書に『人が集まる「つなぎ場」のつくり方―都市型茶室「6次元」の発想とは』、『パラレルキャリア 新しい働き方を考えるヒント100』など。
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また、ナカムラさんが営んでいるブックカフェ「6次元」についての説明を
実際に「6次元」を作った時のエピソードを交えながら聞きました。
元々はジャズバーだった場所が「ひなぎく」というカフェになり、そこが閉店することになって
お店を引き継ぐ形でナカムラさんが「6次元」を始めたそうです。
6次元という店名には1次産業・2次産業・3次産業が連携していき 「1×2×3=6次元化」
となって、その空間で新しい社会のあり方を作れていけたらという思いが込められているようでした。
|たまり場の法則
ナカムラさんからは自身が企画したイベントの話と企画にまつわる様々なヒントを聞きました。
1、人が集まる場所に人は集まる
2、夢が見られる場所に人は集まる
3、良いものがある場所に人は集まる
4、安心で快適場所に人は集まる
5、自分のためになる場所に人は集まる
6、自分を認めてくれる場所に人は集まる
これは「たまり場の法則」で、確かにこの6項目を満たしている場所には人は集うだろうなと感じました。
これから玖珠町に人を集めていく上でこの法則は忘れないように考えて場所づくりをしていきたいです。
|たくさんの人に大切な何かを伝えるコツ
1、ちいさな物語で伝えること
例:中小企業の社員だった自分が、嫁と子供を連れて生まれ故郷に戻り、地域の魅力を再発見する物語。
2、情報は下から目線で
上から流れてくる情報は拡散しない。
3、短い言葉、1枚の写真で伝える
簡単な言葉にメッセージを乗せる。企画は1行、まとめは1枚の紙。
3つ目の「短い言葉」というところは、最近僕も意識をしていたところだったのでとても参考になりました。
どうしても伝えたいという気持ちが強くなると、言葉を重ねてしまいがちなので
もっとシンプルに相手に伝わる言葉の選択ができるようにこれから勉強していきたいです。
|企画を練るコツ
瞑想→妄想→空想→仮想→予想→構想→理想 を描く。
案外あり得ないだろうなというところから面白い企画は生まれてくるようで
ナカムラさんは妄想・空想の段階で周りに話してみることも大切と言っていました。
確かに僕も友人にこんなのどうって言ったところから動き出してくれている企画が1つあったりするので
妄想とそれを共有してくれる仲間が本当に大切だなと感じています。
|人が集まる場所を作る裏ワザ3ヶ条
1、Hitopedia:ヒトペディア
個人の知恵を最大限に活かす。
2、ミニマルメディアをつくる
ちいさな言葉で大きなメッセージを。
3、共有から共鳴へ
情報も共有するだけでなく共鳴を。
「共有から共鳴へ」という言葉にはハッとさせられました。
ただ物事を他人と共有するだけではなく、それがその人の自分ごとになっていくことが共鳴で
そして、さらにそこからまた誰かと共有し共鳴していくこの渦が人を集めていくのだと気づきました。
|これからのこと
様々な企画やヒントを聞きながらやっぱり当初考えていたワークショップなどを通じて
「学び」「気づき」が得られるような場所や機会を作っていければ良いなと改めて感じました。
また、玖珠町というこの地域でこれからの自分たちの未来を考えていくために
この地域のルーツや歴史といった「過去との対話」が必要なんではないかと考えています。
ナカムラさんの言葉には様々な気づきがあり、本当に講演会に来れて良かったです。