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KusuCreativeSession Vol.1

|KusuCreativeSession Vol.1を開催しました

05/06(土)に協力隊に着任してから初めてのイベントを開催しました。

企画の構想段階の目的や概要は以前書いたブログの「町内創造会議」の項目で触れています。

大分県では2018年秋に「国民文化祭・おおいた2018」が全18市町村を舞台に開催されます。

国民文化祭は大分県内を「祈りの谷」「豊かな浦」「耕す里」「水の森」「出会いの場」の5つのエリアに分け、

それぞれのエリアで、テーマに沿った芸術・文化・歴史などにスポットを当ててその地域の新たな価値を見出す、県民総参加のお祭りです。玖珠町は「水の森」エリアになります。

僕はこの国民文化祭で玖珠町の実行委員を務めています。

文化祭の前年度にあたる2017年には「新しい出会い」や「新たな発見」をこの玖珠町で実現していこうと考えています。

「KusuCreativeSession(玖珠創造会議)」は「創造」というテーマで外部からの講師を招き、ワークショップ形式でさまざまな体験をしながら「新しい出会い」「新たな発見」を促しながら、2018年の国民文化祭へと繋げていくイベントと位置づけています。

今回は第1回目なので、なるべく誰にでも出来て興味を持ってもらえそうなものということで、題材に『木工』を選びました。

|第1回試作会議

まず講師を探すところから始まったのですが、同級生に実家が工務店の3代目の後藤くんがいたので

すぐに連絡を取って相談してみると快諾をしてくれたので、講師探しはほとんど苦労もなく終わってしまいました。

何回か会話をして『木工』で『椅子作り』というところまで決まったのですが、椅子のデザインを考えるとこで少し悩みました。せっかく作るのなら、なるべく既製品にはないデザインにしたい。でも初めて工具を持つ人でも簡単に作れるようにしなければならない。と考えて頭の中に出来上がっていたデザインを後藤くんに伝えるために、まずは模型作りをしました。

単純に割り箸を切ってボンドで繋げたものだったのですが、それを元に数日後には設計図が出来上がりました。

|第2回試作会議

設計図が出来たので、実際に木材を加工して椅子の試作品を作ってみました。

墨出し、木材の切断、ビス留めなどワークショップ当日に参加者が実施する全て作業を一通り確認しながら椅子の組み立てをしました。

初心者でも簡単に出来るように作業は反復性のあるものにしようとデザインの段階で考えていて、単純に互い違いに木材をどんどん積層していくと椅子が出来上がるようになっています。

|第3回試作会議

組み立ての作業を計ったところ約1〜2時間あれば可能だったので、色も塗れるように用意をしました。個人的には全塗装よりも木の面を残してポイントだけを塗装するのが好みだったので、塗装例としてランダムにポイントを塗装しました。

|イメージ写真撮影

イベントは主にFacebookのイベントページで告知をしていたので、そっちで椅子の詳細が分かるように実際に人が椅子に座った様子と椅子の利用方法の写真を撮影しました。

軽くで丈夫なのでキャンプなどの屋外で使用する時にも便利です。

倒して使えば簡単な作業台や足場として使うこともできます。

|第4回試作会議

この頃には選定やワークショップのフライヤーを店舗や学校などに置かせてもらう交渉などで町中を駆け回ってました。中でも中学校・高校への告知は様々な条件などがあり難しかったです。

10日前には当日で使用する木材を使って最終版の椅子を作りました。

最初の試作品で使用している木材とは違って割れやすい箇所などがあり、組み立て方を工夫しながら当日の参加者へのレクチャー方法を想定しながらの作業になりました。

また、ビス跡を隠すためにダボ加工もすることにしていたので、その練習もしっかりしました。

|最終準備

3日前にはワークショップへの参加者の人数が確定したので、木材を調達しサイズを出して人数分カットしていきました。

また、当日参加ができないけれど、椅子がどうしても欲しいという方もいたのでカットと同時に1脚を作って販売しました。

それとスタッフユニフォームを揃えようということになって、ワークシャツとエプロンを用意して当日は主催者・講師の2名とあとカメラ担当の1名がこの格好で対応をしました。

|ワークショップ当日

ワークショップ当日はボランティアで3名の方が手伝ってくれました。参加者は町内から3名、町外から3名の計6名が集まってくれて、遠いところだと長崎県から参加してくれた方もいてとてもびっくりしました。さらに嬉しいことに自分がミートしたかった同世代が多く共感して集まってくれました。

まずはじめに工具の説明をしてみんなでラジオ体操をしたあと、ビス留めに慣れるために余った木材にインパクトドライバーを使ってビス留めの練習をしました。

ある程度ビス留めが出来るようになった人から、設計図を見ながら椅子の組み立てをしていきました。

昼食には今後『カレーライス月曜日』の名前で活動予定のカレーを提供しました。

付け合わせのマリネとラタトゥイユも好評で良かったです。当面はワークショップの昼食で活動をしていきます。

午後からはみんな要領を掴んできたようで黙々と作業を続けていました。

ビスが出る面はダボ穴の加工をして、椅子が組み上がったら紙ヤスリをかけて綺麗に仕上げて完成です。

ペンキを用意していましたが、みなさん木の面が良かったようで結局塗装はしませんでした。

事故や怪我もなく、無事にそれぞれ椅子をしっかり完成させていて、みなさんとても満足そうでした。

|これからについて

今回は本当にゼロからのスタートで、たくさんの方の協力のおかげでなんとか自分がやりたかったことが実現できました。また、イベントを開催する大変さが身に沁みて分かりました。でも、こうやって少しずつ玖珠町にこれまでになかった変化が起きていけば良いなと考えています。

今後ワークショップは基本的に僕とサポートの嫁の2人体制で運営していきます。

その都度ボランティアスタッフと講師を募って題材を変えながら、今年度中にあと5回の開催を目標にしています。

次回の題材はもう決まっているので、6〜7月開催を目標にこれからまた準備に入っていきます。もし少しでも興味を持ってくれる方がいれば次回の参加検討をよろしくお願いします。

地域編集ユニットの実験記録

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